ご父母各位

春期講習を終えて

今回は、10日間という長い講習となりました。毎日3時間、新しい学年の新しいテキストで勉強しました。特に新中学1年生にとって、数学はいままでの算数と違って難しかったようです。

新学期に学習する数学は、各学年共通して、「新しい計算方法を習得する事」が目的です。以後、ここで学習した計算方法をフル活用して、数学という教科を自由自在に楽しんでもらいたいと思っております。

英語もたくさん勉強できました。新中学1年生は、小学校で親しんできた英語を文法の側面からきちんと整理しました。小学英語はゲーム中心の遊びのように見られておりますが、2年間のALTの先生方のご指導は、間違いなく生徒さんの中に生きています。これを活かし、整理し生徒さん達の経験とすることが求められております。

これがこの講習会でできたと実感しております。時間的な余裕もできましたので、以後は物語副読本も併用して、文法だけではつまらない英語の本当の楽しさを知ってもらいたいと考えております。

副読本は、語彙、表現などを豊かにするだけでなく、長文読解を特別視しない、英文を恐れない自然な気持ちを養います。中1、中2のクラスで副読本の併用を進めていきます。

中3生の英語も、10日間の地道な勉強が功を奏し、2年分の英語の大復習を完了する事ができました。中3生は副読本の代わりに、私立高校の過去問から、当塾自前の作成による「私立高校長文問題の攻略」を既にスタートさせました。

まずは中央大学付属高校の過去問の攻略を始めたところです。奇を衒わない平易な長文問題で、単語、熟語、よくつかわれる文法表現だけでなく、外国文化の理解にも配慮がなされており、生徒さんに与える好影響は多大です。

すべての勉強が終わってから過去問に取り掛かる塾が多いのですが、それでは後半勉強が過酷になります。過去問を教材にして普段から利用すると云うのが当塾のやり方です。英語や国語は進度に神経質にならずに早くから進めることができます。「できる所からやる」というのが当塾のモットーです。

4月7日

英数研究セミナー

加藤敦 拝