国語の授業
本文を段落ごとに生徒さんに順番に読んでもらいます。生徒さんにはあらかじめ、これと思った言葉に丸印をつけておくよう指示しておきます。生徒さんの音読の間、つっかえたり読めなかったりした漢字や意味を指摘します。これは当然です。
読み終わってから言葉の意味調べに入ります。全員で、問題となった言葉を順次入力し、正確な意味と用法を確認します。興味と関心がここに集中します。
最近調べた言葉を上げると、
概念、思想、生態系、維持する、吟味する、判明する、観念、情趣、五月雨、時雨、投影、流暢、威嚇、侮蔑、変貌、かんぐられる、依存、会釈、威張って、滞留、過言ではない、世相、豊饒な、威厳をもって、幾重にも、渾身、喚起しやすい、激減、素地、漲り、衰弱、懸念、累積、窮地、鼓舞する、負荷をかける、枯渇する、衰亡する、合意、着想、顕著、敏捷、的確、摂取、剛性、無常、慨嘆する、要因、臨機応変に、齟齬、施肥、播種、奔放、欠如、庇護、許容、矢も盾もたまらず、さしずめ、想像に難くない、
など、
学校で習っているいないは、辞書で調べようとしている今、問題になりません。いつもであればとばして読んでいる語の前で立ち止まらせます。
語彙力が飛躍的に伸びる所以です。また文章を正確に読む習慣をつけることによって読書の面白さ、爽快さを身につけてくれるでしょう。そうなれば、一生にわたってこの辞書が手放しがたくなるはずです。同時にもっと難しい文章にも挑戦できるようになります。
文章の意味が明瞭にわかった後、全員でもう一度読み返し、設問の解答にかかります。

英語の授業
英語ではネイティブの発音を3回聞かせ真似をさせます。そして特製の単語帳に記入。これがスタートです。
動詞は現在形と過去形を同時にチェックさせます。これも手帳に記入。
何度教えても治らない発音を矯正するのに威力を発揮します。
run-ran-run,hear-heard-heard,can-could,will-would,catch-caught(coat),buy-bought(boat),sink-think,bus-bath,sick-thick,など。
矯正もできず、違いも分かりにくい単語がたくさんあります。これらを自分でわかってもらう効果があります。
生徒さんが小学生でも、難しい単語を気にせずに教えることができます。中学生であればワンランク上の英文であるほど短期間の語彙力強化に役立ちます。
また、何よりもひるむことなく、長文の英語を自然に受け入れてくれるようになります。
学校の成績を上げることはもちろん大切ですが、それにきゅうきゅうとしていては詰まらないでしょう。子供達はもっと先の新しい知識を求めているのです。仲間に加わりたい生徒さん来たれ!