現代は個別の時代です。まさに個別全盛の時代と言ってよいでしょう。
個別指導をお受けになった経験者は多かろうと思います。個別は家庭教師とは違いますね。それは明瞭です。
個別は新しい知識を獲得する場ではなく、既修知識を確認する場なのでしょう。そうでなければ一人の教師が2~3名の生徒の、異なった学習の場に同時に立つことはできません。
ですから教えるのではなく自ら思い出させる。生徒が勉強の進行に詰まった時、手を差し伸べる。それは当塾とは真反対のやり方です。
どう考えても当塾の指導の仕方では個別は採用できません。だからやらない、且つできないのですが、当塾の場合、塾の授業内容が、学校の約2カ月以上先に進んでいるから、生徒のボランタリティーに任せておいては、生徒たちの時間を埋めることはできないのです。
この強烈に指導するところに塾指導の面白さ、楽しみがあります。
教師は率先して新知識を教えます。それが私たちの生き方で、それ以外は考えられないのです。白板と大音声、これらがセットです。
当塾には生徒が1名、2名のクラスがあります。それでも個別指導にはならないのです。
個別はご父兄の皆様にとても人気なので、当塾でも採用したい気持ちはとてもありますが、上に述べた理由で、不可能だということを認めざるをえません。これら二つが全く別物だということがはっきりしているのですから。