4月の新学期から、小学校での英語教育が変わります。現在小5、小6で週に1回、年間35コマ、英語の授業がありましたが、これまで、この勉強の成果が問われることはありませんでした。つまり、中学1年時には改めてアルファベットから懇切丁寧に教えてくれていたからです。

 これが変わります。

 まず、新小学3年、4年生から、英語の授業を行うこととなります。「Let’s try」という教科書を用いることが決まっております。週1時間、年間、35コマであるのは、現在の小学5,6年生の授業と同じです。

新小5,6年生は、千葉市では現行の「Hi  friends」、と新しい「We can」の合本を使うことになります。授業時間は週2時間、年間70時間に増えます。市によって対応が違うようです。千葉市についてのみ述べております。

これまでは「聞くこと」、「話すこと」が中心でしたが、これからは、段階的に「読むこと」「書くこと」を教えていくことになります。しかし、授業の中で読み書きの練習をすることはあまりないでしょう。生徒さんたちは自宅で読み書きの練習をすることになるでしょう。それをしないと中学に行ってから授業についていけないと云うことになってしまいます。

今後小学校で習う英単語や熟語は600~700程度と言われます。中学では現在1200語程度になっておりますが、今後は1600~1800語程度になると言われます。小学校で学習する英単語と中学で学ぶ英単語に重複はありませんので、小中合わせて2500語程度になるものと思われます。現在の約2倍です。

冬期講習の時のチラシにも書きましたが、小学校の英語をただのゲームと考えて真剣に勉強しないでいると、中学生になって大量の英語難民を生み出すのではないかと危惧しております。

教育改革は英語だけではありませんが、特に英語について書きました。

当塾では新教材を用い、この改革にきちんと対応してまいりますので、ご安心ください。

 

英数研究セミナー

加藤敦 拝