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木戸元斎全訳「師説撰歌和歌集」(3)

素性法師 古今四七 8.散るとみて有へき物を梅の花うたて匂ひの袖にとまれる (ちるとみて あるべきものを うめのはな うたてにおいの そでにとまれる) (私訳)もう散るとみて放っておけばよいものを、な

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木戸元斎「師説撰歌和歌集」全訳(2)

読人しらす 年中行事歌合七 5.初春の宿の遊ひの折をえて梅かえうたふ声そ聞ゆる (はつはるの やどのあそびの おりをえて うめかえうたう こえぞきこゆる) (私訳)初春の頃、お屋敷の庭で管弦の遊びが行

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木戸元斎「師説撰歌和歌集」全訳(1)

春哥                               紀貫之 1.袖ひじて結ひし水のこほれるを春立けふの風や解覧 (そでひじて むすびしみずの こおれるを はるたつきょうの かぜやとくらん

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加藤忠廣「塵躰和歌集」全訳(96)最終回

同じく六日の哥に、 (316)月花も心によりし詠め也 いかでなげきのたねも成るらん   (つきはなも こころによりし ながめなり いかでなげきの たねもなるらん) (釈)月や花の眺めの姿は、見る人の心

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加藤忠廣「塵躰和歌集」全訳(95)

同じく三日の歌に (313)夜もふけぬ燈の影を詠むるに いとどひとりねあきぞさびしき   (よもふけぬ あかりのかげを ながむるに いとどひとりね あきぞさびしき) (釈)夜もふけた。枕辺の燈(あかり

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加藤忠廣「塵躰和歌集」全訳(94)

寛永十癸酉年九月朔日のことのはになんいえる。 (310)ながつきはことわりなれや名をかさね たえぬ月影ありあけの空   (ながつきは ことわりなれや なをかさね たえぬつきかげ ありあけのそら) (釈

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加藤忠廣「塵躰和歌集」全訳(93)

同廿七日 (306)奥ざとは風よりほかのおともなし 外面の小田も猶秋ぞめく也   (おくざとは かぜよりほかの おともなし そとものおだも なおあきぞめくなり) (釈)我が住まう奥里は、風の他に訪れる

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加藤忠廣「塵躰和歌集」全訳(92)

寛永十癸酉年八月廿四日 (303)名のみしてよも末に成る月影を あきぬ心に思ながむる   (なのみして よもすえになる つきかげを あきぬこころに おもいながむる) (釈)真夜中に一瞬名ばかりの満月に

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加藤忠廣「塵躰和歌集」全訳(91)

寛永十癸酉年八月二十一日 (299)秋霧の野山も里もおぼろげに 空もひとつにふる雨の庭  (あきぎりの のやまもさとも おぼろげに そらもひとつに ふるあめのにわ) (釈)野山も里も秋霧によっておぼろ

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加藤忠廣「塵躰和歌集」全訳(90)

同十九 (297)國によりいつわりてやふる秋時雨 八月中半ばの村雨のころ  空ともや     (くににより いつわりてやふる あきしぐれ はずきなかばの むらさめのころ)   (釈)秋の時雨は国や所に

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