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加藤忠廣「塵躰和歌集」全訳(62)

同十七日 みなつきの十二夜よ (224)皆つきの十二夜よひのあまつ空に 月宮近かくおかす寄ぼし  (みなつきの じゅうにやよいの あまつそらに つきみやちかく おかすよりぼし) (釈)六月の十二夜の宵

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加藤忠廣「塵躰和歌集」全訳(61)

寛永十癸(みずのと)酉(とり)年六月十六日 ことのはにおもひつづけし塵躰和歌集也。かくことわりはおくにあり。  (223)一榮の花の種まく臺までも むなしき夢やいざよひの月   (いちえいの はなのた

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加藤忠廣「塵躰和歌集」全訳(60)

同十五日 (222)ゆふだちの夕顔にのこる花の露 すずしく見てる月の玉ゆら  (ゆふだちの ゆうがおにのこる はなのつゆ すずしくみてる つきのたまゆら) (釈)激しい夕立が去った後、夕顔に残った露、

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加藤忠廣「塵躰和歌集」全訳(59)

同十三日 (220)岩松の中におい出づる一もとの すすきを見ればこと有りなまし   (いわまつの なかにおいいずる ひともとの すすきをみれば ことありなまし)  (釈)岩松の中に葉も良く茂った一本の

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加藤忠廣「塵躰和歌集」全訳(58)

(219)夕顔とつつじの花のさきしには 白き赤きもながめ一色  (ゆうがおと つつじのはなの さきしには しろきあかきも ながめひといろ) (釈)夕顔の花とつつじの花が一度期に咲いた。白い夕顔の花も赤

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加藤忠廣「塵躰和歌集」全訳(57)

 同十一日 (218)咲き続く庭のつつじを詠がむれば 花色もわかき雨のめぐみに   (さきつづく にわのつつじを ながむれば はないろもわかき あめのめぐみに)  (釈)ここ数日咲き続く庭のつつじを眺

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加藤忠廣「塵躰和歌集」全訳 (56)

同九日 (216)はじとみに物ゆふがほの白き花を 友とながむる色もすずしさ   (はじとみに ものゆうがおの しろきはなを ともとながむる いろもすずしさ)  (釈)半蔀から、もの言いたげなほの白いゆ

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加藤忠廣「塵躰和歌集」全訳(54)

寛永十癸(みずのと)酉(とり)年六月五日 (211)靏が岡つるはつけどもはしもなし かねぞふる寺こゑもきかなく  (つるがおか つるはつけども はしもなし かねぞふるてら こえもきかなく) (釈)鶴岡

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加藤忠廣「塵躰和歌集」 全訳(53)

同三日 (209)いにしへは錦もかけてしきむしろ うきみなつきぞひとござの床   (いにしえは にしきもかけて しきむしろ うきみなつきぞ ひとござのとこ) (釈)昔は金襴豪華な錦を掛けて寝ていたが、

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加藤忠廣「塵躰和歌集」 全訳(52)

同五月二十九日 (206)いろいろの花のあやめものきのつま ことしも夢に過る五月雨   (いろいろの はなのあやめも のきのつま ことしもゆめに すぐるさみだれ) (釈) あれほどあでやかに盛んに咲い

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