同十四日 (255)武士の上に礼儀をもり儀太ぞ あまの庵りに物語する中 (もののふの うえにれいぎを もりぎだぞ あまのいおりに ものがたりするなか) (釈)森儀太夫よ、武士の上の者に対する礼儀
同十四日 (255)武士の上に礼儀をもり儀太ぞ あまの庵りに物語する中 (もののふの うえにれいぎを もりぎだぞ あまのいおりに ものがたりするなか) (釈)森儀太夫よ、武士の上の者に対する礼儀
同十四日 又いへる哥 (254)もののふのおほく物いふもりれい儀 あまの庵にもかかる夢のよ (もののふの おおくものいう もりれいぎ あまのいおりにも かかるゆめのよ) (釈)居並ぶ多くの武士
同十二日 (252)しらぎくの花さきみだれしげりあへば 露をきこぼる青葉とぞ見る (しらぎくの はなさきみだれ しげりあえば つゆおきこぼる あおばとぞみる) (釈)おびただしい白菊の花が咲き乱れ
同十日 (250)にはぎくのつぼみにそへてさく花の 青葉のうゑは露のしら玉 (にわぎくの つぼみにそえて さくはなの あおばのうえは つゆのしらたま) (釈)庭菊の蕾と共に咲く花の青葉の上には、露
(248)文づきの空かきはれており姫の ゆふべ玉のをうちとけめつゆ (ふみづきの そらかきはれて おりひめの ゆうべたまのお うちとけめつゆ) (釈)七月の夜空は見事に晴れていた。昨夜の織姫の玉の
同七日 (247)たなばたはあまの川なみおもふまで 浮世はさらぬ別れもあるかな (たなばたは あまのかわなみ おもふまで うきよはさらぬ わかれもあるかな) (釈)七夕には天の川の畔で愛する人々と
寛永十癸(みずのと)酉(とり)年七月五日 (245)筆の跡は遠き國ゑもつくしより 文づきへてもふきおくるかぜ (ふでのあとは とおきくにへもつくしより ふみづきへても ふきおくるかぜ) (釈)手紙
同四日 (243)あつき時すずしき風を友ねせしは なににたとえぬうき身たのしみ (あつきとき すずしきかぜを ともねせしは なににたとえぬ うきみたのしみ) (釈)暑い季節に、すずしい風を友として縁側
同二日 (241)夕顔の葉のうゑかさなりさく花の しろきをみればきえのこる雪 (ゆうがおの はのうえかさなり さくはなの しろきをみれば きえのこるゆき) (釈)庭の垣根の青葉の上に重なるように咲
同晦日 (239)あつげなれどみなつき過る世中ぞ うつればかわる人のことわざ (あつげなれど みなずきすぐる よのなかぞ うつればかわる ひとのことわざ) (釈)まだ暑い季節だがもう六月が過ぎる頃
2022.03.15
2022.02.22
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